クララの受難

実はクララが12月半ばに調子を崩しまして。

猫はよく吐く生き物で、クララもガーッとフードを食べてはゲローっと丸ごと吐くのが珍しくありません。
でもその日の吐き方はいつもと違いました。

朝食べたものを夕方に吐いたのですが、粒のフードじゃなくて、ドロドロに消化された内容物。
あれっ？いつもと違う？と思いつつも特に気に留めていなかったのですが、夜のご飯は全く食べず。まあ、これもよくあることです。

でも夜中に胃液のようなものを吐いた跡が数カ所あり、その後、水を飲んではすぐ吐いている現場を目撃。
そういえば昨日はちょっと軟便だったし、これはヤバいと病院に連れて行ったら、痛恨の臨時休診！他の病院も心当たりのところは軒並み休診の日です。

そうこうしているうちに軟便どころか、水のような泡（ホイップクリーム状）のようなすごい下痢。
水を飲んではすぐ吐き、食欲ゼロ。覇気がなく反応も鈍い…

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翌朝ソッコー病院に行きました。

クララが麻酔なしで採血できるなんて、やっぱり相当具合が悪いんだ。
この日を含めて血液検査2回、麻酔してエコーもやりましたが原因がわからず…当時、自宅に預かり子猫が2匹いたのですがそちらは元気だったので感染症でもない。

輸液は毎日通いましたが、とにかく全く食べないので、5日目から鼻チューブで強制給餌を始めました。

ロイカナのクリティカルリキッド。
1本で100kcalほど。本来なら1日1本くらい給餌したいところですが、1回10ccで1日5回の50kcal。

ほっそいチューブを鼻から胃に入れています。
チューブをおデコにアロンアルファ（！）でくっつけ頭の後ろに誘引し、その先からリキッドを注射のように流します。
チューブを抜かないようにエリザベスカラーも。

病院から借りたエリカラが固くて、ぶつかるとガツンと衝撃があるしものすごく動きにくそう。初体験のエリカラにクララのストレスはMAXです。

これはあかんと、地元企業の「nekozuki」ブランドのエリザベスカラーを買いに行きました。

とても丁寧な作りの、柔らかい素材のエリカラです。
調整はマジックテープで3段階。余ったテープがあちこちにくっつかないように別売りのサポーターも購入。

これ、すごく良かったです。
柔らかいので楽な姿勢で眠れるし、ぶつかっても衝撃がない。これに替えたらジャンプもできるようになりました。

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そうこうしているうちに、水状の下痢が久しぶりにちょっとだけ形になってきました。

1日5〜6回の強制給餌（リキッドと水分）と、口からはシリンジで少量の猫缶ペーストを食べさせて8日目。

それまで全く食べなかったカリカリを口元に近づけてみたら、ぱくっと一粒食べた！！！
慌てて小皿にカリカリを盛って目の前に置くと、続けて食べ始めた！！！！

その日のウンチはすごく少量ながら、しっかり形のあるいいウンチ。
そして翌日もいいウンチ出た！！
食欲も出てきた！！！


で、獣医師さんと相談の上、エリカラとチューブを外すことにしました。
カリカリを食べないようならまたチューブを入れるつもりでしたが、ちゃんと食べ始めた〜！


病院がお休みの年末年始もこの調子だったらどうしようと思っていましたが、その前にチューブもエリカラも外せて、ほんとうに良かった。
しばらく注意して観察していましたが、変な吐き方をすることはなくなりました。


体重は300gも減ってしまい、現在2.35kg。
少し太らせないと。


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結局、原因はなんなのかわからなかったです。
炎症反応があったので何かのウィルスなのかなあ…でもチビちゃん達は元気だったし。
そういえば私も数年前に謎の高熱が10日間も治らなかったことがあって、それも炎症反応があったけど原因不明でした。

強制給餌は初体験でしたが、シリンジで口から食べさせるのはやはり量的に限界があり…鼻チューブと
並行してやらないと全然足りないなと思いました。


クララも13歳。
まだまだ元気と思っていたけどもう立派なおばあちゃんです。

今は少し太ってほしいことと、アロンアルファを剥がしたおデコのハゲが早く治るといいな〜