「『いつでもおしゃれ』を実践できる幸せなクローゼットの育て方」輪湖もなみ [本]
ファッショニスタ、ミランダかあちゃんこと輪湖もなみさんの本。
ファッショニスタさんの指南本はずいぶん読んだけど(読むだけ)、これが一番好きかも。
年齢的にもしっくりくるしね。
最も活躍しているベーシックなボトムスに合わせてコーディネイトする。
あったりまえのことなんだけど、言われて「あ、そうか」と思うことでもあります。
ベーシック1軍、2軍、カジュアル、お楽しみ。各グループに分けて、どれを組み合わせてもキマるクローゼットを作るテク。
ハンガーに目印をつけて枚数とグループを管理…まではできないけど、なるほどなあ、と思うことばかりで面白かったです。
私、ちょっと前まで「お楽しみ服ばかりが多くてベーシックが極端に少ない」病だったので、服に着られるような服しか持っていなくて、だからコーディネートも滅茶苦茶で。
ずっと「さりげないのにお洒落な人」に憧れていました。
そして髪が酷かったから何を着てもお洒落にならないっつうね…数十年の黒歴史。
でも髪を切ったのをきっかけに、個性的な服は「もういいや」とほとんど処分しました。今は「フツーの服」がほとんどだと思う。でも今まででいちばん「マシ」になってきてるんじゃないかなあ…てか前が酷すぎた…
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若い頃に戻りたいとか、私はまったく思いません。
今の自分の方がいいや。
「何をどこで買ったらいいかわからない!」と迷ってる方にオススメの1冊です。
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ちょいと気になるのが、ミランダかあちゃんは「断捨離」の意味を理解していないのでは?ということかな〜
「服を大量に断捨離して、また大量に買う」のは、それそもそも断捨離じゃないです。
どうも断捨離を「大量に捨てまくること」と誤解してる方が多いのですが、そうじゃないよね。
闇雲に捨てるだけならまた同じ量を買っちゃうのが当然。
私もあれだけ服を捨てたのに、やっぱりまた失敗して着ない服を買ったりしてる。
またメルカリとか始めたもんだから「ダメならメルカリで売ればいいから」とか買い物のハードルを下げちゃってるのも情けない。
でも以前より失敗の回数は減ってるから、まあいいや(笑)
ミランダかあちゃんねる
「女帝 小池百合子」石井妙子 [本]
そこらのホラー小説より怖いと評判の「女帝 小池百合子」を読んでしまいました。
面白くてページをめくる手が止まらない!
いやー…
これは…
なんかこれ既視感ある…なんだっけ…と思ったら、「埼玉愛犬家連続殺人」と「北九州監禁殺人」の事件だわ。貴志祐介の「黒い家」と言っても良い。
犯罪心理学者のロバート・D・ヘアが定義したサイコパスの特徴は
良心が異常に欠如している
他者に冷淡で共感しない
慢性的に平然と嘘をつく
行動に対する責任が全く取れない
罪悪感が皆無
自尊心が過大で自己中心的
口が達者で表面は魅力的
…あれ、これまさに彼女のことでは…???と思うエピソードが2ページに1回くらい出てくる。怖い。
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これはスキャンダラスな曝露本ではありません。
綿密な取材と信頼できる証言の基づいた渾身のノンフィクションです。都民はもちろん、都民じゃない人にも読んでほしい。
学歴詐称だけではなく、ありとあらゆる場所での嘘で一体どれだけの人の人生が狂ったのか。
とにかく読んでほしい。
amazonのレビューも熱い!
「学歴詐称疑惑」再燃の小池百合子…その「虚飾の物語」を検証する
カイロ大学の深い闇…小池百合子が卒業証書を「出せない」理由
カイロ大「小池氏は卒業生」声明の正しい読み解き方 都知事選を前にエジプト軍閥が切った外交カード
小池百合子氏とカイロ大学の深い闇 エジプト政府の「声明」で学歴疑惑を突破できるのか
anazonカスタマーレビュー
「82年生まれ、キム・ジヨン」チョ・ナムジュ [本]
すっかりupするのが遅れてしまった。
自由民主党所属の衆議院議員馳浩氏の、一般社団法人Colaboの活動現場での振る舞いが批判されているときに読んだ本。
件の事件については「え、この程度のことがセクハラなの?」「重い荷物を持ってあげることの何が悪いの?」と言ってる方が多数いて、この本に星ひとつ付けて批判してるレビューと併せて読むと「そういうとこやぞ!」と言うしかない。
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ちなみにあまり使わないので処分しようか悩んでいたバッグがあったんですが、そのブランドをプロデュースしてる某高見恭子さんが馳議員とご夫婦だということを今回の騒動で知ってしまい、メルカリに出品する決心がつきました。
だってバッグを見るたびに思い出しちゃうんですもの、馳議員の顔。
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本書は小説というよりは何かのレポートのような淡々とした内容。
でも「ああ、あるある」と日本人女性なら誰でも思うことでしょう。
ツラ…
一般社団法人Colabo
自民党議員がホモソ全開で一般社団法人Colaboの「バスカフェ」を視察し「セクハラ・性暴力をした」ってマジ?/仁藤夢乃氏の連続ツイートより
自民党議員らによる 10 代女性を支援する 『Tsubomi Cafe』視察における問題のある言動や少女に対する セクシャルハラスメント行為についての抗議文と要望書
「ひねもすのたり日記」ちばてつや [本]
やっと「ひねもすのたり日記」を購入。
ちばてつや先生の、毎回フルカラー4ページの絵日記漫画です。
毎回たった4ページなんだけどこれがめっぽう面白い…
現在の生活のこと、漫画家仲間のこと、そして子ども時代のこと。
ちば先生のご一家は満州からの引き揚げ者で、それは壮絶な逃避行の末に終戦の一年後に帰国したのですが、その当時の記録も興味深い。
「棄民」…あの時代、中国にとり残された日本人は「難民」だったのだなあ…
私の満州国原体験は里中満智子先生の「あした輝く」なんですが、そういえば里中先生は「ちばてつや先生のお父様に取材した」とおっしゃっていた記憶がある。
戦争とか近代史とか、学校の授業ではなく少女漫画で学びました。
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いつの間にか3巻が出ていた。買わねば。
「離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由」アルテイシア [本]
アルさんの文章は心に沁みるなあ。
「惚れたハレたはもういい、家族がほしい」
わーかーるー…
以前、某民宿で一緒になったバツイチ女性(東京の人だった)がマッチングアプリで婚活してるって言っていたけど、彼女いわく
「彼氏が欲しいわけじゃないんですよ。恋愛とか面倒です。家族が欲しい。だから結婚を前提としたおつきあい以外はする気ないです」
「1年も2年もつきあってから、さて結婚する?しない?なんてのは時間の無駄ですよね」と私。
「ですよ!ドキドキする恋愛はもういいです。落ち着きたい」
同席してた仕事仲間の男性陣はドン引きしてたけど、女性は概ね賛同するんじゃないかなあ。
ロマンチック・ラブ・イデオロギーなんて幻想だ。
恋愛感情がなくたって家族になれるし、子供がいなくても幸せな人もいれば夫や子供がいても孤独な人もいる。結婚したからって同じ姓でなくていいし、パパがいなくてママが二人でもいいし、家族が猫だけだっていいじゃないか幸せなら。
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毒親の送り方、毒親ポルノへの対処法、子宮摘出手術レポ、いきなり借金取りがやってきたらどうするかなどなど、実用書にもなる1冊。
男性にも読んで欲しい。
「羽生結弦を生んだ男 都築章一郎の道程」宇都宮直子 [本]
「ユーリ!!! on ICE」がきっかけでフィギュア見始めて、ジャンプの区別もつかないヌルいファンではありますが、この本に出てくる方々の名と功績はなんとなくわかってる…ので、歴史って作られるものなんだな…とちょっと涙が出そうになりました。
インターネットはおろか、庶民にはビデオすらなかった時代。
写真と外国語の本から始めて、私財を投じて日本にフィギュアスケートをここまで根付かせてくださった方が居たんだと思うと、感謝しかありません。
羽生選手のファンでなくても読んで欲しい1冊です。
ああ、四大陸選手権が始まるな〜そのあとは世界選手権。ドキドキですよ。
「瞳のなかの幸福」小手鞠るい [本]
はー、良き本でした。
以前読んだ猫エッセイも大好きだったけど、この小説も良かった。
「小説」としては、もしかしたらあまりにもひねりがなさすぎるのかもしれないけど、ストレートにグイグイ押してくるわかりやすさがいい。
「私は男じゃなくて、猫を選ぶ。」
わかる。わかるなあ。
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こういう小説やエッセイ(映画もな)ってたいてい猫が出入り自由なので、私などはもうその時点で「外に出すなよ〜!!!」と思ってしまうのですが、この本はちゃんと室内飼いなのでポイント高いです。
「彼女は頭が悪いから」姫野カオルコ [本]
東大生5人による強制わいせつ事件をモチーフにしたノンフィクションふうのフィクション小説。
高卒の、しかも田舎者の私にとっては「へえ、東京の大学ってこういう序列があるんだ…」という、まずそこからというか。
知ってる名前の大学もあるけど、それがどういう「立ち位置」の大学なのかわからない。東京の大学生なら、その点もっとリアルに読めるのか。
出身や現住所がどこだとか、親の職業がどうだとか、容姿、学歴、出身校、ありとあらゆるところに差別はある。
この本を読んでいる最中に<人権派ジャーナリスト広河隆一>氏の性暴力疑惑が記事になり、DAYS JAPANをたまに読んでいた身としては、もうホント…がっくりだよ…
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「彼女は頭が悪いから」を読んだ大抵の女性は、きっといろいろと思い出したくないことを思い出すでしょう。
あの時ああすればよかった、曖昧に笑ってやり過ごすべきじゃなかった、「それは違う」「不愉快だ」と言えばよかった…と、そんなことを思うのは自分がおばさんになったから。なぜ若い頃に「そういうもの」と思い込まされていたのか、今思うと悔しくて仕方ない。
でも世の中は少しずつでも変わってきているのかな。
日本は全然遅れてるけどね…
「カメラはじめます!」こいしゆうか、鈴木知子 [本]
初心者向けのカメラ本買いました…(今さら!?)
パラパラ立ち読みしてピピッときて即買い。
わかりやすい!
デジイチ歴15年ですが、今まで「シャッター押してるだけ」状態でした。そりゃオートではなかったけど、限りなくオートに近い…
もうちょっとだけ狙ったとおりに撮ってみたい。使ったことのないボタンとか設定とかを解明したいなーと思って。
数字とかの難しいことはとりあえず後に回して、押さえるべきポイントを絞って教えてくれます。
「あ、これならできる!」と試したくなるテクニック満載で面白いです。
私もやってみたよ!
(すべてAF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8Gです)
夜の室内、間接照明。チョコレートケーキ。
ちょい黄色味が強いけど、露出補正しました。雰囲気はいい感じです。
どんどん挑戦してみたいエアリーなゆるふわフォト。
太陽が出ていない雨上がりでも、いわゆる「玉ボケ」できました!
夕方の曇り空、秋明菊。ピンクを出したかったので曇モードで。
明るい室内で、逆光で撮ってみました。背景の青は車のボディです。
ガラスの汚れが玉ボケて結果オーライ??(拭けよ)
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次の旅行は一眼持って行きます。
夜の東京を撮ってくるよ!楽しみ!
「猫のとらじの長い一日」今川はとこ [本]
フェイちゃんが調子を崩した時に、いろいろ調べていて見つけた猫漫画。
飼い猫の闘病と別れという、まあよくある内容なんですが…泣けるよねえ。
削ぎ落としたシンプルな絵柄で、余計な情報が入ってこないところがいいです。
はー。