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「コ・イ・ヌール 美しきダイヤモンドの血塗られた歴史」 [本]

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現在イギリスのロンドン塔に展示されている5つの王冠、そのひとつを飾る世界最古のダイヤモンドといわれる「コ・イ・ヌール」。
光の山、と名づけられ西暦1300年代にインドで発見されたこのダイヤモンドが、いったいどうやってイギリス王室の所有になったか、その長い歴史を綴った本です。

いやー面白い。

手塚治虫先生の名作「火の鳥」を思い出しちゃった。
不老不死をもたらす「火の鳥の生き血」は人間の権力と欲望の象徴、いかなる手段を持ってしてもそれを手に入れることこそ覇者の証。
あらゆる時代の権力者がそれをめぐって争い、国を焼いて自ら滅ぶのを、火の鳥はいつも「愚かな…」とか言いながら、はるか天上から眺めてるわけ。


コ・イ・ヌールもまさにそんな感じで、あらゆる時代の人間たちの争いを、その時々で玉座やターバンや冠から眺めていたんだろうな。
コ・イ・ヌールだけじゃなく、世界の有名なダイヤモンドにはいろんな血腥いエピソードが必ず付き纏うもの。中二病を拗らせたオタクにはグッときます。


ちなみにイギリス王室はコ・イ・ヌールだけじゃなく、世界最大のダイヤモンド「カリナン」も所有しております。大英帝国に日の沈むところなし。

有名なダイヤモンドの持ち主を辿ると、世界の歴史を学ぶことができ、オタ心も満たされて一石三鳥。楽しすぎる。




世界中で有名なダイヤモンド/ カリナンダイヤ等 | Forevermark








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