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「多摩川猫物語 それでも猫は生きていく」小西 修 [本]

先日、cakesクリエイターコンテストの優秀賞を受賞した記事が発表されましたが、リアルタイムで読んでその内容にものすごくモヤモヤしたものを感じました。

同じ感想の人が多かったのかいわゆる「炎上案件」になりましたが、その経緯はこちら↓↓の記事をご覧ください。

10年間ホームレス支援をしてきた私が「ホームレス記事炎上」に思うこと

件の受賞作はサイトで読むことができますが、あちこち修正が入ったため最初の印象とはかなり違っています。
修正前、「ホームレス」「ホームレス」と呼び捨てにしていることにまず驚いたよ…いろんな意味で凄かったし、これを選んじゃうcakesさんやばいよ…




まあそんなわけで、ふと思いついて、数年前に放送されたNHKのETV特集「ひとりと一匹たち 多摩川 河川敷の物語」を久しぶりに観ました。


NHKホームページより
内容紹介 多摩川の河川敷にはホームレスの人々が数多く暮らす。「実社会」からは姿を消してしまったかのように見られがちな彼らだが、廃品集めなどで懸命に生きている。その彼らが面倒を見る身近な「友」が捨て猫たち。番組は、写真家・小西修とともに多摩川を歩き、ホームレスの人たちと猫との、秋から冬にかけての数か月を取材した。ホームレス襲撃事件、再就職の失敗、慣れ親しんだ猫の死…命の重さを静かに考えさせるドキュメンタリー


これは本当にいい番組で、たまに録画を見返していますが、その度にいろんな感情がドッと出てきてボロボロ泣いてしまう。
教育関係者に教材としてDVDの貸し出しをしているそうなので、子どもたちにも見せてあげて欲しい…
(you tubeにもあったけど、違法アップロードと思われますのでリンクは貼りません)


この番組を見て写真家 小西修さんの本「多摩川猫物語 それでも猫は生きていく」を購入しましたが、番組に出てきた猫たちが写真の中にいてまた涙。


IMG_6262.jpg



ほっこりした野良猫写真集は山ほどあるけど、現実の野良猫たちの生活はそりゃあ厳しい。
捨てられて、傷つけられて、飢えて、雨に濡れて。
河川敷に捨てられた猫たちに食べ物を与えてくれるのは、家もなく自分だって食うや食わずのホームレスの方々なのだから、いったいこの国はどうなっているんだろう?

IMG_6264.jpg


IMG_6263.jpg



高級マンションが立ち並ぶ多摩川沿い、その対岸の草むらに生きるホームレスの人。
そこに捨てられる猫や犬。
懸命に生きる彼らの姿を知って欲しい。




この本、今は絶版になっています。
古本なら購入できますが高くなっているので(定価は1800円です)…再販して欲しい…





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